Googleフォームは、アンケートや申し込みフォームを簡単に作成できる便利なツールです。しかし、「GoogleフォームはGmail以外のアドレスでも使えるのか?」と疑問に思う方もいるかもしれません。実際には、Gmail以外のメールアドレスでもGoogleフォームを利用できます。本記事では、その方法について詳しく解説します。
目次
GoogleフォームはGmail以外でも利用可能?
Googleフォームは、Googleが提供する無料のアンケート作成ツールです。基本的にGoogleアカウントが必要ですが、そのアカウントに必ずしもGmailを使う必要はありません。YahooメールやOutlookなど、Gmail以外のメールアドレスでもGoogleアカウントを作成でき、それを使ってGoogleフォームを作成・管理できます。
GoogleアカウントとGmailの関係
Googleアカウントとは、Googleのさまざまなサービスを利用するための共通アカウントです。多くの人がGmailアドレスでGoogleアカウントを作成しますが、実はGmail以外のメールアドレスでもGoogleアカウントを作ることができます。
たとえば、以下のようなメールアドレスをGoogleアカウントとして登録可能です。
- Yahooメール(@yahoo.co.jp)
- Outlookメール(@outlook.com)
- 独自ドメインのメール(@example.com)
Gmailアドレスを持っていなくても、これらのメールを使ってGoogleの各種サービスを利用できるのがポイントです。
GoogleアカウントをGmail以外のメールで作成する方法
1. Googleのトップページへアクセス
- まず、お使いのブラウザでGoogleのトップページ(www.google.com)を開きます。
2. アカウント作成を開始
- 画面右上の「ログイン」ボタンをクリックします。
- 「アカウントを作成」をクリックします。
- 「自分用」または「ビジネスの管理用」を選択します。
3. 基本情報を入力
- 氏名、生年月日、性別などの基本情報を入力します。
4. 現在のメールアドレスを使用
- 「現在のメールアドレスを使用」をクリックします。
- Gmail以外で使用したいメールアドレスを入力します。
5. パスワードを設定
- アカウントのパスワードを設定します。
- 安全なパスワードを設定し、忘れないように保管してください。
6. 電話番号の登録(任意)
- アカウントのセキュリティ向上のため、電話番号を登録します。
- 電話番号を登録すると、パスワードを忘れた場合などにアカウントを復元しやすくなります。
7. 再設定用のメールアドレス(任意)
- アカウントのセキュリティ向上のため、再設定用のメールアドレスを登録します。
8. プライバシーと利用規約に同意
- Googleのプライバシーポリシーと利用規約を確認し、同意します。
9. アカウントの確認
- 登録したメールアドレス宛に確認メールが送信されます。
- メール内のリンクをクリックして、アカウントを確認します。
これでGoogleアカウントの作成は完了です。
Gmail以外でGoogleフォームを利用するメリットとデメリット
GoogleフォームをGmail以外のメールアドレスで利用することには、いくつかのメリットとデメリットがあります。
メリット
普段使っているメールアドレスを活用できる
YahooメールやOutlookなどの既存のメールアドレスでGoogleフォームを管理できるため、新たにGmailを作成する必要がありません。
企業や団体のメールアドレスを利用できる
@example.com などの独自ドメインのメールアドレスを使用することで、ビジネスや団体向けに統一感を持たせることができます。
Gmailアカウントを持っていない人でもフォームを管理できる
Gmailを使用しないユーザーでもGoogleフォームを作成し、チームで管理することが可能です。
デメリット
一部のGoogleサービスとの連携が制限される可能性
例えば、Google Workspaceの一部機能や特定のAPIを利用する際に、制約がある場合があります。
共有設定によってはアクセスできない場合がある
フォームの編集権限がGmailユーザーに限定されている場合、Gmail以外のアカウントではアクセスできないことがあります。
GoogleフォームをGmail以外のアカウントで作成する方法
Gmail以外のメールアドレスでGoogleアカウントを作成したら、Googleフォームを問題なく利用できます。以下の手順でフォームを作成してみましょう。
Googleフォームの基本的な作成手順
1. Googleフォームにアクセス
Googleのトップページ(www.google.com)のドットメニューからGoogleフォームを選択。「空白のフォーム」またはテンプレートを選びます。

テンプレートギャラリーには、個人用から仕事用まで使える17種類のテンプレートがそろっています。(2025年3月現在)

2. フォームのタイトルと説明を入力
フォームのタイトル(例:「アンケート調査」)を入力し、必要に応じて説明を記載します。

3. 質問を追加
「無題の質問」と書かれたフィールドをクリックして質問を入力し、回答形式(記述式、選択式、チェックボックスなど)を選択します。

4. テーマをカスタマイズ(任意)
右上の「パレット」アイコンをクリックし、カスタムメニューからフォントやカラー、ヘッダー画像などをカスタマイズします。

5. フォームの公開
フォームが完成したら、「公開」ボタンをクリックし、メールやリンクで共有できます。

GoogleフォームでGmail以外のメールアドレスを使用するときの注意点
Gmail以外のメールアドレスでGoogleフォームを利用する際、いくつかのポイントに注意が必要です。
Googleアカウントを作成する際に「現在のメールアドレスを使用」を選択する
Googleアカウントを作成する際に、Gmailを新規作成せず、既存のYahooメールやOutlookのアドレスを入力して登録する必要があります。
フォームの共有設定を確認する
職場や学校のGoogleアカウントで作成したGoogleフォームは、初期設定で「組織内のユーザーのみがアクセス可能」になっている場合があります。そのため、フォームを広く共有する場合は、設定を「リンクを知っているすべてのユーザーがアクセスできる」に変更する必要があります。
Googleフォームの通知設定をカスタマイズする
通常、Googleフォームの通知はデフォルトでGmailに送信されますが、Gmail以外のアドレスに通知を受け取りたい場合は、GoogleスプレッドシートとGoogle Apps Script(GAS)を使用して設定できます。
Googleフォームの通知をGmail以外のメールアドレスで受け取る方法
Googleフォームは、回答を受け取った際にメール通知を送ることができます。デフォルトではGmailに送られますが、Gmail以外のメールアドレスでも通知を受け取ることが可能です。
Googleフォームの通知設定手順
1. Googleフォームの「回答」タブを開く
フォームの編集画面で、「回答」タブをクリックします。

2.「メール通知を受け取る」設定を有効化
フォーム右上の「︙(縦の3点メニュー)」をクリックし、「新しい回答についてのメール通知を受け取る」を選択してください。

3. Googleスプレッドシートを利用する
「回答」タブの「スプレッドシート」アイコンをクリックし、新規スプレッドシートを作成します。

作成したスプレッドシートを開き、「拡張機能」→「Apps Script」を選択してください。

4. スクリプトを追加してGmail以外に転送
スクリプトの入力画面が開いたら、以下のコードを入力してください。

function sendEmailNotification(e) {
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
var lastRow = sheet.getLastRow();
var emailAddress = "your-email@example.com"; // ここにGmail以外のアドレスを入力
var subject = "新しいGoogleフォームの回答";
var message = "新しい回答がありました。\n\n";
var range = sheet.getRange(lastRow, 1, 1, sheet.getLastColumn());
var values = range.getValues()[0];
for (var i = 0; i < values.length; i++) {
message += values[i] + "\n";
}
MailApp.sendEmail(emailAddress, subject, message);
}
function onFormSubmit(e) {
sendEmailNotification(e);
}
5. スクリプトを保存し、トリガーを設定
「保存」をした後、サイドメニューから「トリガー」を選択してください。

トリガーのページ右下の「トリガーを追加」をクリックしてください。

「イベントの種類を選択」から「フォーム送信時」を選択後に「保存」をクリックし、認証を求められたら指示に従って許可をしてください。

これで、Googleフォームの回答があった際に、Gmail以外のメールアドレスにも通知が届くようになります。
Googleフォームの共有とアクセス制限設定
GoogleフォームをGmail以外のメールユーザーと共有する際、アクセス設定を適切に調整する必要があります。
- リンクを共有
- フォームの「送信」ボタンをクリックし、「リンク」タブを開く。
- 「短縮URL」をチェックし、「コピー」をクリック。
- メールやSNSで共有。
- 特定のユーザーのみ回答を許可
- 「設定」→「回答」→「ログインが必要」をオフにすると、Googleアカウントを持っていない人でも回答可能。
- 共同編集者を追加
- 「︙(縦の3点メニュー)」→「共同編集者を追加」を選択。
- Googleアカウントを持っている人のメールアドレスを入力。
まとめ
GoogleフォームはGmail以外のアカウントでも利用が可能であり、通知をGmail以外のメールアドレスに送ることも設定次第で可能です。また、Googleフォームの機能や活用方法を理解することで、より便利に活用できます。ぜひ、この記事を参考にGoogleフォームを使いこなしてみてください。
Googleフォームだけじゃない!?
おすすめの無料フォームサービス
世の中にはGoogleフォーム以外にもおすすめのフォームサービスがあります。Googleフォームで使いにくい部分やGoogleフォームではできない機能もたくさんあっておすすめですよ!しかもこれらのサービスは無料で使うことができます。
【おすすめNo1】スグフォーム(SuguForm)
スグフォーム(SuguForm)は『スグ』にフォームが作れるというキャッチコピーの通り予め用意されているテンプレートから選んで自分好みにカスタムするだけで簡単にフォームが作れてしまいます。使える機能も豊富で、フォームの作成数や項目数が無制限、フォームの送信数や回答データの保存数も制限なし、ファイルアップロード(添付ファイル)OK、自動返信、パスワード設定、公開期間の設定、回答できる上限数の設定もできます。
【おすすめNo2】フォームズ(formzu)
フォームズ(formzu)はトップページにメールアドレスを入れるだけでフォームが作れてしまうサービスです。テンプレートもいくつか用意されており問い合わせフォーム以外にもアンケートや資料請求フォームなども作れます。
【おすすめNo3】Tayori(タヨリ)

Tayori(タヨリ)はビジネス向けのサービスで問い合わせフォームはもちろんFAQ、チャット、アンケートの作成もでき、顧客の管理もできるサービスです。
Tayoriのポイントとしては管理画面から直接メールの返信ややり取りができる機能があることです。フォームから得られた顧客情報をTayori内で管理できてしまう便利なサービスです。
フォームのデザインもスッキリしていてどんなサイトにもマッチしやすいです。